@ 銀の事をよく「南鐐(なんりょう)」と言います
   たとえば銀の蓋置は「南鐐の蓋置」、銀の干菓子器は「南鐐の干菓子器」
   などと言います。
   ではこの「南鐐」という言葉はなぜ銀を意味するのでしょうか?  
  <答え>
   中国の銀の産地の一つに南鐐という地名があり、そこから銀の異名と
   なった
A  桶皮の水指にもあります よく染付、
   赤絵、古伊万里等などでみかける
   瓔珞(ようらく)という絵がありますが、
   この「瓔珞」とはいったい何の事で
   しょうか?
 <答え>
   インドの貴族が、頭や胸にかけた珠玉
   や、金属玉を紐でつないだ装身具。
   又、仏像 や寺院内陣の装飾にも、用
   いられた。
   

            
B 捕れるはずがないのに猿が月を捕ろう
   としているところの絵を猿猴捕月図
   (えうこうほげつず)と言います。
   自らの力に余る大望を持つ事の愚かさを
   風刺した絵だそうです。
   この絵が鋳てある広口の釜に「野溝釜」
   と言う有名な釜があります。さてこの
   「野溝」と「猿」の関係は?
  <答え>
   関係は有りません。 
  「野溝釜」は野溝某が所持していたので
   ついた名前です
        
        
C  よく使う言葉に「折紙つき」という言葉があります。
   この「折紙」ってどういう意味でしょうか?
  <答え>
    料紙を横長に半分に折って用いたもの。
    平安時代末に始まる。 室町幕府の政所奉行人の奉書に用いられて
    盛んになった。大名らの公文書に用いられた。
    これが鑑定書に利用されるようになった。(「折紙つき」の称の起こり)
    
D  軸の掛ける緒を「掛緒」、軸を巻く緒を「巻緒」 掛緒と巻緒を啄木鳥
   (きつつき)が木をつついた様なので○○といいます
   何と言うでしょう?ほとんど答えを言っているようです  
  <答え>
   啄木(たくぼく)です。そういえば「テンテン」とした柄です