��  釜の煮え音を、松林を風が吹き抜ける時の音に譬えて
   「松風」といっています。
   釜の煮えの段階を
      魚目、蚯音、岸波、遠波、松風、無音

     (又は魚眼、蟹眼、雀舌、小涛、大涛、無声)
   というように分けた言い方があります。
   つまり沸騰する少し前が松風で、お茶の湯加減にふさわしい
   ということでしょう。
   中国最古の茶書といわれる『茶経』の中に煮えの段階で魚目、
   またその後の『茶録』や『大観茶論』に蟹眼などという字が
   出てきます。
   利休は蚯音、蟹眼、連珠、魚目、松風
   さてクイズです。
   次の字「湯相」は何と読むでしょうか?
   釜の中の湯の状態をいったものです。

   <答え>
    「湯相」字は「ゆあい」と読みます。  
     因みに「火相」は「ゆあい」と読みます
   
��  釜をかける炉檀の内側は底の方が広い外側は下の方が
   狭くなっています。  
   炉の大きさは一尺四寸四方
   炉縁の高さは二寸二分
   炉檀の深さは一尺四寸でしたが、現代では浅くなり、一尺一寸。
   それに底の厚みを入れると一尺三寸五分

   さてここからが問題です。
   炉檀を畳から上げて、その横を外側から見ると下の方が小さく(狭い)、
   炉檀の内側は底の方が広くなっています。
   さあどうしてでしょうか。なるほどという理屈です。理由を答えて下さい。

  <答え>
    火を入れた時、熱が中心に集まって効率がいいように出来ています。
    
�� 炉檀のクイズをもう一つ。
   大きい釜などは普通の炉檀だとかからない為に四方をへこました
   炉檀があります。
   何というでしょうか。
   堺の南宗寺の利休の茶室の復元といわれる実相庵にあります。

   ヒント→名残の時期に使う風炉は「欠風炉(やつれ風炉)」
        「欠」を「やつれ」と読まないで考えてみて下さい。
   <答え>
    かき炉です。なかなか侘びた感じでいいと思いますが。
     
�ぁ仝�切や隅炉にある炉縁の向こうの小板は何の為にあるのでしょうか?
   寸法  ・ 長さは炉と同じく一尺四寸    
        ・ 幅は向板があるときは一寸八分、向板がないときは二寸    
         (南方録では二寸五分となっていて、三寸も苦しからずとある)    
        ・ 材質は向板があるときは杉(向板が松なので)、向板がない
          ときは松
   <答え>
   炉檀が出し入れしやすいようにできています。
   (ただし南方録にはそこに曲割の秘密があるようなのことも
    書かれています)
   
�ァ〕�休の花押には、数は少ないえすが松葉に
   似ている「横判」といわれるものがあります。
   また天正七年、八年ころ用いたという「亀判」
   というものもあります。
   さて利休が最も多く使った花押といえば、
   ある虫の名前の付いたものですが、「何判」と
   いわれているでしょうか?
   同じ様な花押は室町末から桃山時代にかけて
   武人の間で多く使われていました。
   この虫を漢字で書くと「螻蛄」。
   <答え>
    ケラ判
    けら【螻蛄・螻】 バッタ目ケラ科の昆虫。
    コオロギに似て、体長約3センチメートル。
    前肢は大きく、モグラのように土を掘るのに
    適する。
    夜行性で、よく灯火に来る。農作物を食害。
    土中で「じいい」と鳴く。
    これを俗に「みみずが鳴く」という。
    おけら。  夏 。